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26 2 操作画面の基本操作

数式テンプレートツールバーのほとんどのボタンをクリックする事によって数式オブジェクトを 文書に直接入力します. 単位名のボタンと数式オブジェクトツールバーのボタンをクリックすると ダイアログボックスが表示されます.そのダイアログでオプションを設定し目的のオブジェクトを 入力します. これらのコマンドは挿入メニューからも利用できます.

2.3.3 記号パネルツールバー

記 号 パ ネ ル ツ ー ル バ ー の 各 ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と, 使 用 で き る 数 式 記 号, ギ リ シ ャ 文 字, ユ ニ コード記号,ラテン文字等のポップアップパネルが表示されます. 記号の詳細については27ペー ジの一覧を参照してください. v5では不要な記号をパネルから消す機能が用意されています. ちろん,いつでも元の状態に戻せます. 記号の上にマウスを移動すると記号のLATEX コマンドが 表示され,詳細がステータスバーに表示されます. LATEX 名のある記号はキーボードから直接入力 できます.

◮記号や文字をパネルから文書へ挿入する

• 記 号 ツ ー ル バ ー の ボ タ ン を ク リ ッ ク し て パ ネ ル を 表 示 さ せ,挿 入 す る 記 号 を ク リ ッ ク し ます.

◮パネルから不要な記号を消す

• shiftキーを押しながら不要な記号を選択し,パネルの外へドラッグします.

◮記号パネルを元の設定に戻す

• パネルでマウスの右ボタンをクリックし,デフォルトに戻すを選択します.

28 2 操作画面の基本操作

2.3.4 記号キャッシュツールバー

記号キャッシュツールバーには利用頻度の高い記号が用意されています. このツールバーは目的に 応じてカスタマイズできます. つまり,他の記号パネルから目的の記号を自由に追加でき,逆に不 要な記号を削除できます. 記号パネルと同様,マウスを移動すると記号のLATEX 名がツールチッ プに,詳細な記述がステータスバーに表示されます.

◮記号キャッシュツールバーに記号を追加する. 1. 目的の記号のある記号パネルを表示します.

2. 目的の記号を選択し,記号キャッシュツールバーにドラッグします.

◮記号キャッシュツールバーから記号を削除する.

• shiftキーを押しながら記号を選択し,ツールバーの外へドラッグします.

ツールバーでマウスの右ボタンをクリックしてカスタマイズダイアログボックスを選択します. のダイアログで記号を追加,または,削除します.

◮デフォルトの状態に戻す

• ツールバーでマウスの右ボタンをクリックし,デフォルトに戻すを選択します.

2.3.5 数式処理ツールバー

数式処理ツールバーはSWPSNB にだけ用意されています. このツールバーのボタンを使って 最も基本的な数式処理を実行できます.

数式処理の実行

1. 目的の数式を選択するか,数式の右側にカーソルを移動します. 2. 数式処理のボタンをクリックします.

計算が実行されている間,マウスポインタは数式エンジンを示すアイコンに変化します. 計算 結果は数式の右側に表示します. 普通,計算は瞬時に行なわれますが,数式によっては数分かかる 場合もあります. 数式処理コマンドの詳しい使い方については別冊のDoing Mathematics with Scientific WorkPlace and Scientific Notebook やヘルプの Computing Techniques を参照して 下さい. なお、SW にはこのツールバーは表示されません.

2.3.6 停止ツールバー

停止ツールバーボタンを使ってインターネットの接続,SWP SNB での計算を停止できます. またはctrl + breakで停止させることもできます. この停止操作はメニューからは実行でき ません.

2.3.7 タグツールバー

タグツールバーを使って節や文書の一部にタグを付けることにより,書式や書体等,文書に付随す る様々な情報を編集することができます. ツールバーは左から順に,アイテムタグ,セクション/

ボディタグ,テキストタグの三つのボックスで構成されています.

各ボックスのポップアップリストに出てくるタグは,その文書が結合しているシェルによって異 なります. ツールバーの左端のアイテムタグの削除ボタンを使って,カーソルのある節に付いて いるアイテムタグを外すことができます. タグの詳しい使い方については,9文書のフォー マット”を参照して下さい.

アイテムタグ 節全体に付けて,文献目録,リスト,定理等の環境,フロントマターを 作成するときに使用します. ひとつの節に4つまでアイテムタグを付けることができます. 従って,リスト内にリストを4重までネストして作成できます. ボックスにはカーソルのあ るパラグラフに最後に付けられたタグ名が表示されます.

セクションタグ 文書の部,,節などの見出し部分に用います. タイプセット時には, これらのタイトルには自動的に番号付けが行なわれます. セクションタグの種類はその文書 が使用しているシェルによって異なります.

30 2 操作画面の基本操作

ボディタグ 文書の構成に関連しています. 通常,文章にはテキスト体タグを付けます. 設定を変えない限り,大部分のシェルでは新しい文書の最初のパラグラフには自動的にテキ スト体タグが付いています. 他に中央揃タグ等があり,必要なとき適宜使い分けます.

テキストタグ 単語等,節の一部分に付けて,強調して他の部分と区別する時に利用し ます. ゴシック,イタリック,拡大,縮小等があります. いくつかのタグは数式を記述すると きに,慣習として頻繁に用いられます. 例えば Boldやゴシックタグはベクトルを表す場 合,Calligraphicタグは集合を表す場合によく利用します.シェルによってはF raktur BlackboardBoldなど,さらに凝ったものが用意されています.

◮ポップアップリストでタグを付ける

• タグボックスあるいはその右側の矢印をクリックしてタグの一覧を表示させ,目的のタグを クリックします.

2.3.8 編集ツールバー

編集ツールバーには文書の作成,編集に頻繁に利用する編集ツールが用意されています. タグの表 示コマンドやファイル,編集,挿入,タグ,ツールメニューのコマンドの一部がボタンとしてすぐに 利用できます.

2.3.9 フラグメントツールバー

フラグメントは頻繁に利用する単語や数式を別ファイルとして保存したものです. プログラムには 色々なフラグメントが用意されていますが,その多くは,数学や科学でよく使われる定数です. く使う言い回しをフラグメントとして作成し,文書作成で使用します. フラグメントはフラグメン トツールバーのポップアップリストやファイルメニューのフラグメントのインポートコマンドか

ら利用します.

◮ポップアップリストからフラグメントをインポートする

• ALTキーを押しながら4を押すか、フラグメントボックスをクリックして目的のフラグメ ントをクリックするか,または矢印キーで目的のフラグメントを選択してEnterキーを押し ます.

2.3.10 ナビツールバー

ナビツールバーのボタンを使って文書内のセクションやマーカーへ素早く移動できます. ジャン プメニューにもこれと全く同じ働きをするコマンドがあります. 横長のボックスには,カーソルが あるセクションの見出しが表示されます.

2.3.11 リンクツールバー

リンクツールバーのボタンを使うと,最小限の操作でリンク文書間を移動できます. ジャンプメ ニュー,あるいはジャンプメニューのリンクの中にもこれらと全く同じ働きをするコマンドがあり ます.

2.3.12 履歴ツールバー

32 2 操作画面の基本操作

履歴ツールバーにある3つの履歴ボタンを使って,画面で表示した箇所に移動することができま す. 履歴ボタンはリンクツールバーの中にもあります. ジャンプメニューの中にも同じ働きをする コマンドがあります.

2.3.13 イグザムツールバー

イグザムツールバーにはExam Builderを起動し,クイズファイル.qizを表示するためのボタン が用意されています. このツールバーはSWPSNBで利用可能です. SWでは利用できません.

2.3.14 タイプセットツールバー

タ イ プ セ ッ ト ツ ー ル バ ー に よ り, SWPSW の タ イ プ セ ッ テ ィ ン グ 機 能 を 使 っ て 文 書 を プ レ ビュー,印刷,コンパイルできます. これらのコマンドはタイプセットメニューからも実行するこ とができ,文書処理により高品質な文書が作成されます. ファイルメニューや標準ツールバーにあ

る印刷,プレビューコマンドとは異なり,これらのコマンドではLATEX が使われます. 右側の2 のボタンはフロントマターと,オプションおよびパッケージダイアログボックスを表示するもので す. これらのダイアログの設定によりタイプセット出力を編集することができます.詳細は第10 章“タイプセッティング用の文書作成”を参照してください. このツールバーはSNB には存在し ません.

2.3.15 フィールドツールバー

ノ ー ト,マ ー カ ー, 他 の 文 書 や サ ブ 文 書 へ の リ ン ク な ど, 文 書 の 構 成 を 拡 張 す る ツ ー ル ボ タ ン が フィールドツールバーに用意されています. SWP SNB であれば,数式や実際の数式計算機能 を自動計算式として文書に記述できます.このツールバーに対応するコマンドは挿入メニューに用 意されています.

2.3.16 タイプセットオブジェクトツールバー

タイプセットオブジェクトツールバーにはSWPSWでサブ文書を利用したり, BibTEX文献 目録,クロスリファレンス,索引入力を行うためのボタンが用意されています. TEXボタンを利用

すると,直接, TEXのコマンドを文書に入力できます. このツールバーのボタンに対応するコマン

ドは挿入/タイプセットメニューにあります. このツールバーはSNBには存在しません.